CONCEPT
世界的な人口増加等による食料需要の増大や、SDGsへの関心の高まり等を背景に、食品産業においても、環境負荷の低減など、様々な社会課題の解決の加速が求められています。また、健康志向や環境志向など、消費者の価値観も多様化しています。こうした多様な食の需要に対応し、社会課題の解決を加速するための、「フードテック」を活用した新たなビジネスの創出への関心が高まっています。今回、「フードテック」の知識の醸成と理解の促進、「フードテック」の社会実装を促すことを目的に、具体的な課題の発生とその解決の参考となる有識者や実務者によるセミナーを実施します。
世界的な人口増加等による食料需要の増大や、SDGsへの関心の高まり等を背景に、食品産業においても、環境負荷の低減など、様々な社会課題の解決の加速が求められています。また、健康志向や環境志向など、消費者の価値観も多様化しています。こうした多様な食の需要に対応し、社会課題の解決を加速するための、「フードテック」を活用した新たなビジネスの創出への関心が高まっています。今回、「フードテック」の知識の醸成と理解の促進、「フードテック」の社会実装を促すことを目的に、具体的な課題の発生とその解決の参考となる有識者や実務者によるセミナーを実施します。
プログラム
15:00~15:05 |
ご挨拶 石井 洋介 |
---|---|
15:05~15:35 | プログラム1 講演「残渣の栄養価に着目した「KAWAÌINE」~開発の苦悩とマーケットイン~」 “栄養と美味しさの両立を実現するアップサイクル&プラントベース食品“を基本コンセプトとした食品ブランド「KAWAÌINE」。食品加工において捨てられてしまいがちな野菜の葉や皮など栄養価の高い部分×独自のノウハウを用いて、単なるアップサイクル食品の領域を超え植物由来のうま味を最大限引き出した、自然で美味しく、身体に良い食品を開発し、9月にリニューアル。以降国内外にて販売を拡大。開発からマーケットインまでの苦悩と事例についてお話いたします。 筒井 玲子 氏 株式会社東京バル Co-Founder, COO 新卒でサイバーエージェント(広告代理事業)入社。 学生時代のミスユニバース全国大会への出場をきっかけに、 健康啓発や環境保全などのチャリティー活動を行っている中で食の社会課題について関心を高く持ったことを背景に夫婦で本事業をスタート。日本・米国を中心にグローバル展開を行っていく。 |
15:35~16:05 | プログラム2 講演「シェアシマを活用した未利用原料の有効活用支援」 食品メーカーのプラットフォーム「シェアシマ」を立ち上げた経緯から、シェアシマを活用した未利用原料の有効活用支援、食品開発支援、シェアシマの目指す社会についてお話させて頂ければと思います。 小池 祥悟 氏 ICS-net株式会社 代表取締役 1998年に大学卒業後、マルコメ株式会社に入社。製造から開発、営業、品質保証、原料調達、海外取引まで幅広く経験。食品業界における非効率な開発プロセスや原料調達の課題を解決すべく、2017年にICS-net株式会社を創業。「シェアシマ」という食品メーカー向けプラットフォームを開発・運営し、原料調達や製造プロセスの効率化に加え、食品ロスの削減にも取り組んでいる。 |
16:05~16:25 | プログラム3 クロストークセッション 筒井 玲子 氏 |
16:25~16:30 |
まとめと次回のご案内 |
開催概要
開催日時 |
2024年11月26日(火)15:00~16:30 |
---|---|
開催方法 |
オンライン |
対象者 |
フードテックの社会実装に向けて取り組んでいる事業者・研究機関等、フードテックにご興味のある方 |
参加費 |
無料・要申込 |
後援 |
フードテック官民協議会 |
お問い合わせ |
フードテックビジネス実証事業 セミナー開催窓口 |
開催レポート
プログラム1
講演: 残渣の栄養価に着目した「KAWAÌINE」~開発の苦悩とマーケットイン~
登壇者:株式会社東京バル Co-Founder, COO
筒井 玲子 氏
【ポイント】
- 筒井氏が「フードテック領域」に取り組んだ背景
- 「野菜の皮」等の食品残渣に目を付けたきっかけ
- 「KAWAÌINE/カワイイネ」誕生の経緯
- 開発からマーケティング、販売までの各フェーズでの課題や立ちはだかった壁
- 「KAWAÌINE」ブランドが目指すビジョン
プログラム2
講演: シェアシマを活用した未利用原料の有効活用支援
登壇者:ICS-net株式会社代表取締役
小池 祥悟 氏
【ポイント】
- なぜシェアシマ(ICS-net社)で起業したのか?創業のきっかけと目指す世界観
- 日本国内で「食品ロス」が発生してしまう原理
- 「古米」を活用したアップサイクル商品について
- 地域内利用を視野に入れ「ホエイ」を使った実証実験について
- 「未利用原料」の発掘から商品化に至るまでの連携先やチームづくりについて
- シェアシマのプラットフォームで(ICS-net社)目指していく「アップサイクル事業」の3本柱